小学生~大学生時代
小学校入学時には身長120センチ体重32キロというなかなか健康的な女の子でした。
保健の先生からは、「おかわりは1回ね。」と言われるほどだったのをよく覚えています。
おやつは、菓子パン3つくらいペロリ。
そんなことが影響し、中学生から大学生まではダイエットに追われる毎日でした。
そんな私は痩せたい一心でカロリーが低いものだけを食べるようになり、栄養が偏って摂食障害を引き起こしてしまいます。
毎日の食事が苦痛で、太ることが怖くて怖くて、ひたすら歩きました。
酷い時はお茶でさえ体重が増えるから控えていました。
極度の貧血で、ウォーキング中に駐車場でうずくまり、歩けなくなったこともあった程です。
しかも悪いことに、ウォーキングの時は他の人にダイエットをしていると思われたくないから、5センチのヒールがある靴で歩いていたのです。
当然足はボロボロに。
魚の目やタコはたくさんあって、足の爪はいつも割れていて、そのころはそんな足が私の「当たり前」でした。
教員時代
それでも何とか大学を卒業し、フラフラの体のまま仕事を転々としていました。
このままだと死んでしまうのではないかという危機感から、どうやったら健康になれるのかを探し始めます。
無理な食事制限や過剰な運動といった自分の生活習慣の問題に、ようやく向き合い始めたのがそのころです。
正しい生活習慣で健康を取り戻そう!そう決意して少しずつ健康を取り戻していくことができました。
私はそんな自身の経験から、特に健康に関する正しい知識を子どもの頃から絶対に教えるべきだと感じ、教師を目指すことに。
無事試験を合格し、小学校教諭となったのです。
健康に関する正しい知識を教えていくの中で、教えるのに困ったのは姿勢についてでした。
指導の前にそもそも私自身、長時間背筋をピンとすることができないし、長時間立てずにしゃがみこんでしまう。
授業参観の時くらいは…と思って、45分間その頃正しいと思っていた姿勢で立ち、腰を痛めてしまったこともありました。
世の中で一般的に言われる「お手本通りの姿勢」にすると、私は長時間保つことができなかったのです。
このように自分が正しい姿勢ができないのに、子どもたちに「背筋ぴん!」を言い続けることに、申し訳なさと共に疑問にも思っていたのです。
ゆるかかと歩きとの出会い
そんな毎日を過ごす中、ふと気が付くと巻き爪が酷くなっていました。
昔からある魚の目も含め、痛みはどんどん酷くなっていきます。
当時の歩き方は「美脚ヨガ」で教わった、世の中一般的に良いとされる歩き方。
でもいくらフォームを気にして歩いてみても痛みは酷くなる一方で、良くなる気配はありません。
そんなある日、藁にもすがる思いで治療法をネットで調べていたところ、「ゆるかかと歩き」と出会います。「足の症状の多くは足の使い方で治る!?」とありましたが、それは私にとって目からウロコでした。
半信半疑で書籍を購入しやってみたところ、今までのつらさや痛みがウソのように、足が楽、軽い!
これまでの状態から比べれば、「立ったまま寝られるんじゃない!?」と思うほど足は安定し、まっすぐ立つことも苦も無くできていました。
ゆるかかと歩きを意識してできた日の夜は足が浮腫んでいない。
この歩き方は成果がすぐに直接足に出るのでとても分かりやすく、その分効果を痛い程実感できたのです。
長年の悩みだった足の問題が消えていくにつれ「足で体が変わる」という重要なことを、みんな気づいているのだろうか、私の様に気づかず苦しんでいる人も多いのではないか、と思うようになります。
世の中のまだ知らない人たちにゆるかかと歩きを伝えたい、という気持ちでいっぱいに。
そういう思いで起業しゆるかかと歩き指導施設を開業したのです。
今まで私は正しくない生活習慣に苦しんできて、それを正しい生活習慣に改善することで救われました。
なので今度は正しい足の生活習慣をみなさんに伝え力になる番だと、毎日頑張っています!。