姿勢特化型エクササイズとは
真っすぐ立った姿勢で、2 本のポールを床につくことで、重力と反対方向の力を体に働かせて、姿勢を改善し、歩行力を向上させる運動です。
私たちは、2013 年に姿勢が良くなる『川原ウォーキング』を開発し、延べ10万人以上の方がエクササイズとして川原ウォーキングに参加されました。そして、地域活動やレクレーション、ボランティア活動、自己啓発としても役割を果たしてきました。
そこで、リハビリ効果に注目したとき、歩行で生じる負担をなくし、最もシンプルで、効果を凝縮した究極の『姿勢特化型エクササイズ』を編み出しました。
姿勢特化型エクササイズの方法
1.ポールは専用ポールを使います
通常の歩行用ポールと違ってグリップが手前に傾いています。
2.ポールの長さを合わせます
立った姿勢でポールを真っすぐ突いた時、肘より握りの位置が高くなるように長さを合わせます。
3.ポールを真っすぐ突きます
ポールを交互に真っすぐ突きます。つま先はつけたまま、かかとだけ上げて足を踏みます。
初めは、ゆっくりと、1 セット30 回やってみましょう。
*動画の2分55秒から説明しています。
姿勢特化型エクササイズの効果
人は、地球上で常に重力を受けているので、体が縮むような力が働きます。
ニュートンの第3法則、作用・反作用の法則から、ポールを突くと、床から上向きの力がかかり、体を伸ばす運動ができます。
ポールを床につく力は約2㎏重*です。この時、床から2㎏重の反作用の力が、上向きに体にかかります。ポールを1回突くと2キロ、1日100 回突くと200 キロ、1ヶ月で6,000 キロ、3か月で18,000 キロ、実に18 トンの力を自分の力で体にかけることができるのです。
* 床反力は、2020年から2023年にかけて東京都立大で調査した結果です。
エクササイズについてもっと詳しく知りたい方はコチラ(2024 Mar追加)
エクササイズ:重力に勝つリハビリ >>
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Let’s Try
姿勢特化型エクササイズを体験したい方には、会場やオンラインでのリハビリ教室を準備しています。
熊谷・東京・大阪、その他会場での開催の情報は「ようこそ」の「お知らせ」をご覧ください
オンライン リハビリ教室 リンク
人財育成
『姿勢特化型エクササイズインストラクター養成講座』を開催しています。
講座終了後は、インストラクターとして一般の方を指導できるように『勉強会』を開催し、技術・知識を高めています。
養成講座・勉強会 >>
学会発表
第20回 日本ウォーキング学会大会
2016年5月21日(神戸市 神戸海星女子学院大学)
早朝ウォーキングで自ら取り組む介護予防
三野昭彦、山田清恵、泉清美、伊藤由美、川原剛正 (ポスター発表)
高齢者の姿勢が良くなる川原ウォーキングの開発~ノルディックウォーキング及び川原ウォーキングにおける力学的考察~
泉清美、橋本佳奈、伊藤由美、川原剛正(口頭発表)
第5回 日本ノルディック・ウォーク学会学術大会
2016年9月17日(吹田市 ホテル阪急)
高齢者の姿勢が良くなる健康寿命ウォーキングの運動及びトレーニング効果
泉清美、橋本佳奈、伊藤由美、川原剛正、田中ひかる、佐川和則(口頭発表)
第26回 国際バイオメカ二クス学会
2017年7月23‐27日(ブリスベン、豪)
Development of Gerontologically Designed Walking for Improving Gait in the Elderly
Kiyomi Izumi, Takemasa Kawahara(ポスター発表)
第66回 アメリカスポーツ医学会 年会
2019年5月31日(オーランド、フロリダ US)
Effect of new walking exercise with two poles for upright posture in back knee case
Kiyomi Izumi, Yumi Ito, Kana Hashimoto, Shinji Kameda and Takemasa Kawahara(ポスター発表)
ほか